長い納期のピアノでしたのでのんびりとしていましたが、期日も有るので解体を進めていきます。100年以上前のピアノの修復は多く経験していますが、殆どは舶来ピアノなんですよね。国産で古いピアノの場合、50年以上の物が最近の修理で多いですが大正後期から昭和初期に作られたこの西川のピアノは珍しいですね。脚の部分の取り外しなど独特なんですよ。数値を取り色々分解してみると見たことの無い形状のネジや構造に驚くこともあります。弦が干渉するからボルトの一部を削り取るなどの荒技も多数見受けられます。フレームなどの鋳鉄などの技術も確立できていない時代だったと思われます。始まりの一歩だったことでしょう。このピアノは当時のまま再現してみたいと思います。今日は獅子脚を取り、棚板を取り、必要な各部の計測をして終了。