ヤマハU1H ピアノの内部を持って帰りました
昨日お伺いしたY様のヤマハU1H、ピアノアクションと鍵盤を工房に持ち帰りました。色々な部品をかじったり、食べちゃったりと凄〜くやりがいのある仕事です。鍵盤のクロスは、跡形もなし・・・すごい食いっぷり。ブライドルテープも全部なくなっています。ヤマハピアノでお馴染みのバットフレンジコードも切れ始めています。どんな状況でも直せるものは直します。まずはブライドルテープから貼り始めます。
左がフロントブッシングクロスを食べられた鍵盤。右がフロントブッシングクロスのある正常な鍵盤。クロスがちょっと残っていることも有るんですが、全く無い。見事な食いっぷり。
左がバランスブッシングクロスを食べられた鍵盤。右がバランスブッシングクロスのある正常な鍵盤。ヤマハはL型に貼るので面倒なところがあるのですが、赤いクロスが全く無い。狭い箇所を全て食い切ることは難易度高いです。ベテランの虫の仕業なのかな?ここまで綺麗に食べて下さると残骸を剥ぐ必要も無く、この後の作業が楽になります。虫君が手間を省いてくださった分は、お客様へ還元いたします。
バットフレンジコード切れています。良くあることです。しょっちゅう修理しています。やっぱりヤマハの(SONY?)タイマーなのかな?
真面目にせっせとブライドルテープを張り替えています。時間が無い・・・最近、調律と修理のお見積で出先が多くて嬉しいのだけど、工房の仕事が止まるのもまずいので、ちょっと考えなければと思っています。