まずは鍵盤修理から

鍵盤木部の汚れを取って綺麗になったので消えかけていた鍵盤番号をナンバリングし直します。この刻印は「6」と「9」は共通なのでポケ〜っとして作業すると上下が逆になってしまうことが多々あります。一般的に知られていないですが、ピアノの部品には番号が打ってあります。同じ部品だからと言って番号を無視して取り付けちゃうとエライことになる訳です。何故かっていうとまた長〜い深〜い話になりますのでまた別の機会に。
次は鍵盤の歯に見えるようなところを貼り替えます。セルロイドの小口はまた黄ばんじゃうのでアクリル製に交換します。バリバリ剥がして新し物をサクサク貼り付けます。これを貼り付ける接着剤はボンドとかではなく「アセトン」です。ネイルとかされている人はご存知かと思いますが、強烈な匂いがね・・・目もしょぼしょぼするし・・・アクリル板を溶かして接着する訳ですから危険な液体ですね。今日も僕の手にアセトンが着いちゃいましたが、やっぱ熱かったな。

左のギロチンみたいな治具で小口を剥ぎます。
貼り付け終わりです。この後、はみ出した部分をカットします。